Daily Archives: 2020-02-20

  • -

危険なワイプアウト….

冬の真っただ中の2月、先週の沖縄は初夏のように暖かった。まえだファームには雄々しく「さし草」が成長し、ただいま妊娠中の花ちゃんも大喜び。

「さし草」
さし草は沖縄で自生している雑草で、農家にとっては敵ではありますが、ヤギやウサギ、にわとりには大好物のエサで、美味しい卵やヤギ肉が出来るそう。

真栄田岬周辺のサトウキビ畑はほぼ半分以上収穫が終わる(収穫シーズン到来 農道の路駐には注意しましょう)。

ところが今週になると今年一番の寒さで海も大荒れ、北風ビュンビュン、どんよりした雲空が広がる沖縄。

おととい、2月17日のツアーはすべてキャンセルになり、北風の止んだ昨日の18日に持ち越し

二月は大学の卒業旅行が多く、若い子たち来てくれます。

18日午前はまだ曇り空

50キロ以下のガールズなら大抵タンデムでも9’10のSUPで立てる。

お昼になると青空もチラホラ

 

水もきれい

カヤックも天気がいいと楽しさ倍増

15:00頃には雲ひとつない天気

北風が止んでも、うねりは残る

近くで見るとオーバーヘッドのジャンク波

北東の風がオフになる残波岬以南のポイントはクリーンなグッドウェーブだったが….

自分はツアーが16:30までだったので、そのままジャンクの真栄田でサーフィンすることに。

リスキーだったものの、波を選べば楽しめた。しかし調子に乗って最後の一本、やってしまいました、こんな感じのワイプアウト

波のサイズは2Mくらい、着地した所は1Mくらいの浅瀬。ちょうどいきなり浅くなるドロップオフのリーフ地点。

まともに足から着地して、コンクリートの上に着地したような感触。骨折か!?

足を引きずりながら家路に着いたものの、夜中は足の痛みで目が覚める。

今朝、うるま市石川のあさと整形外科(先回のインピンジメント症候群の診察以来、すっかり常連患者になる)に行く。

先生はさすがヒアリングのみで骨折はなかったと確信されていたが、念のためにレントゲンを撮る。骨折なし。

先生は「あなたはサッカー選手かい?」

「小学校の時、してましたが….」

どうやら、この一枚で足を駆使していたことが分かるらしい。

赤丸の部分の霜降りはとても良い骨だそうで。

逆に真っ白のところは使い過ぎた証拠だとか。

いずれにしても、沖縄のリーフの波は選ばないと本当に危険ですね。

昨日の怪我をした時は満潮165cmで北東2mでほぼ無風。安全なはずだったが、リスキーなピンポイントが存在していた。

いろんなワイプアウトがあるけれど、やはり乗る判断を止めたもののリップに引きずり込まれてストーンと下にたたきつけられるタイプのが一番危ないですね。

落ちている瞬間は人生で最も恐ろしい瞬間。

シメルー島のサーフガイドが教えてくれた、ワイプアウトした時は「海星になれ」と。

フリーフォール以外は、ほぼすべてこの海星ソリューションで危険を免れるが、リップからの落下時はそうもいかない。頭から落下しないようにすること、してしまった時は頭をしっかり丸めて手で覆う….

自分はほぼ必ずブーツを履いているし、頭も帽子、ときにはヘルメットをかぶるようにしている。今回もブーツを履いていたので軽症で済んだ。

いずれにしても自然を相手にするスポーツは、いつでも謙虚な思いで臨むべきことを痛感させられた。

まもなく小学一年生の下の娘