Day 7 オンショアでポイント移動 シメルーのサーフキャンプについて

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Day 7 オンショアでポイント移動 シメルーのサーフキャンプについて

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インドネシアはメダンに着いてから昨日までの7日間、毎日快晴だったが本日から雨。恐らく今週は毎日天気がぐずつき雷雨も予報されている。

昨日まで良かったThe Peakはオンショア。それで、以下の画像のBポイントへ。A地点は自分のいるMoon Resort.

シメルー島に着いた日の夕方にDylanで胸肩サイズのいい波を楽しんだ後、Dylanの波のサイズが下がる一方で、二日目から昨日までずっとPeakでサーフ。今日はDylanからさらに南に下ったAlusというポイントへ。

途中、DylanからAlusの間で三つのポイントもチェック。最初のところはサイドオンショア。

二番目はサイドオフだったが、波が大きくて厚くなったり、

急にホレ始めたり。それにリーフも近くにあってリスキー。

3番目はパーフェクトライトのバレルのポイント。車の中から撮ったので、ニックの頭が邪魔してちょっと見ずらい。

ちょっと明るさとコントラストを調整

ここは満潮ならOKだが、干潮時は波のブレイクするすぐ目の前に恐るべしシャープなリーフが…

「メイソン・ホーならサーフするかもね」、「そうそう、あいつならするよ」「クレイジー!」とNikとTomと会話。

そして4番目のAlusというポイントでついにオフショアウェーブを見つける。サイズも胸肩で自分にはちょうどいい。

ここはライトの波のみ。右側からリーフの棚が徐々に左に向かって広がっていて、ウェイブプールのようなきれいなチューブの波が来る。

ここにもサーフキャンプリゾートがあって、そのサイトから取った画像↓↓↓ http://alusplace.com/

ただ、ブレイクする箇所が一つなのでサーファーが増えると、波をキャッチするのが難しい。ローカルキッズたちは優しいのだが、海外からのサーファーのマナーによっては、結構むずかしい。

今日はスペインから来たボディーボーダーが平気な顔してドロップインしていた。

シメルーにきて約一週間、だんだん現地のサーフ事情も分かってきた。メジャーなポイントはThe PeakとDylansで、前者の目の前にはAura Surf Resort と Mahi-Mahiがある。Auraは一泊三食、サーフガイド付きで11,000円くらいか。

Aura Surf ResortとThe PeakについてはDay 4& 5の記事

シメルー島サーフトリップ4th & 5th Day サーフポイントPeakの紹介

Dylans の目の前にはRanu Surf Camp。とにかく場所がよく値段も安いのでシメルーでは最も人気があり、比較的日本人サーファーも多い。一泊三食付きで7000円くらいかな?。ただ、清潔感を気にする人には挑戦になるかもしれない。

DylansとRanu Surf CampについてはDay 2 & 3の記事

シメルー島サーフトリップ Day 2&3 初めてのサーフィン

Ranuの隣にあるSalt Surf Camp(https://www.saltsimeuluesurfresort.com)もチェック要。

Alus Placeはかなり安い、一泊三食付きで5000円くらい?

比較的安い別のサーフキャンプとしては「シメルーサーフキャンプ」もある。Dylansからバイクで5分くらいで、Moon Beach同様、目の前にはサーフスポットはなしでここも食事付き、サーフガイドなしで5000円くらい。

サイト→https://simeuluesurfcamp.com/

ここのオーナーもオージーで年齢は55歳。なぜ年齢が分かるかというと、海で会話していた時に私が「バートン・リンチ(88年のワールドチャンプ)に似てますねぇ」と言ったら、「彼とは同級生で同じ学校だったよ」と答えていたから。バートンはわたしの5歳上。

オフシーズンはDylansやAlusの目の前にあるRanu、Alus Placeに泊まっても、波が小さいので結局The Peakまで移動しなければならなかったりする日が多くなるかも。 The Peakには一年中、遥かかなたのマダガスカル辺りからのグランドスウェルが入るので、今日のようにオンショア風が強くならない限りコンスタントにサーフ可能。

The Peakはライトとレフトがあってエリアも広いので、サーファーが多くなってもなんとか波はキャッチできる。

自分もお化けセットを食らわないように慎重に波待ちをしながら、ダブルサイズの波(お化けセットはトリプルです)の端っこからテイクオフしてプチバレルを楽しむ。

Moon Beach Resortの目の前はサーフィンのポイントなし。それで必ず毎日サーフガイドで、その日のベストの場所に連れて行ってくれる。一日三食、サーフガイド、無料Wifi付きで大体11,000円くらい。

公式サイト→http://www.simeulue-resort.com/

今日はMoon Resortの警備、ロジとおしゃべりした。彼は2004年のスマトラ島沖地震を経験している。

ここからは字が多くなって恐縮ですが、シメルー島(シムルー)についての興味深い真実を書きます。

震源地に最も近かったアチェ州(シメルー島もアチェ州)だけで12万人が死亡。しかし以下のサイトによれば……

https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/18/10/18_10_78/_pdf/-char/ja

バンダアチェとは対照的に、シムルー島
での死亡者はわずか7人だった。シムルー島
の犠牲者の数が少なかったことは、島の人
口が78,000を数え、あれだけ大きな地震と震
源地からわずか25マイルの至近距離だった
という事実を考慮すればほとんど奇跡的だっ
た。被害がきわめて小さかったのは、シム
ルー島に住む人々の地元の知恵、Smongとい
う子守唄のおかげであった。その唄は、大き
な地震の後は丘の上に逃げることを促しており、
この島の人びとの安全な生活を守っていると信
じられていたためである。

ということで、ロジも津波が来ることをすぐにお父さんに言われて山の上に走って逃げた。家は当然全壊。「家もテレビもバイクも全部流されたんだ」と話すロジは現在7か月の息子をもつお父さん。

結婚式の画像をスマホから取り出して見せてくれた。

超豪華な結婚式!

ここからはMoon Beach Resortの歴史

Moon Beach Resortは、スマトラ沖地震の後に、すべてが流されたシメルー島の沿岸のインフラや家を建て直すNGOで参加したDon Yaxleyが建てたリゾート。Donはもう定年退職をして今はその息子が経営に携わっているが、サーフガイドで雇われたNick Browneが今はマネージャー兼サーフガイド。

私と一緒にシメルーに来たジョンジョンみたいな髪形をしているTomがこれから二か月間Nickと一緒にサーフガイド。

Tomは現在19歳。私とは息子のような年の差だが、海ではサーフィンコーチもしてくれるとても誠実な青年。

NickとTom

今日も娘とLineで顔ごっこで遊ぶ。愛する娘の顔を見ると早く家に帰ってハグしたくなるが、今週の金曜までシメルーでサーフ。あと5日、そしてまたメダンで一泊して沖縄に戻るのは日曜日。