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ついに農家になる

本日、待ちに待った封書が届く。

地元のとても親切な方が、耕作されていなかった農地を貸してくださることになり、先月恩納村の農業委員会に農地の利用権設定申出書を提出。本日、受理されたとの通知が届く。

兼業ではあるが、一応、農家として認められる。

農家としての屋号は

まえだファーム

まえだファーム

 

 

ビジョン:

耕作放棄地を利用して真栄田岬の景観をより美しく

仕事で使用させていただいている真栄田岬の地区。ここの景観をより美しくし、地元の皆様に少しでも受けた恩恵のお返しとして決意。こちらは恩納村農業委員会の指針とも一致。

↓↓↓

方法:ヤギを放牧して、ドラゴンフルーツを栽培。

なぜヤギ?

ヤギの除草力は秀でていて、その糞は肥料としても最高級レベルの質を持つ。そして青草が年中茂り葉っぱには塩分と水分が含まれている沖縄の場合、ヤギに水やミネラルをあげる必要はなし、エサも雑草でいいので無償、メインテナンスフリーなのだ。

ヤギの除草については、すでに実験済み。

 

ヤギはとっても可愛く、ヤギを見て癒される人も多い。子ヤギから世話すればペットにもなるほど穏やか。こちらも実証済み。

「ヤギは水に濡れたら死ぬよ」という人もいたが、そんなことはなかった、海で一緒にSUPしたら、上手に泳いでた。

なぜドラゴンフルーツ?

ドラゴンフルーツはサボテンの一種。ヤギと同じように水は不要でメインテナンスフリー。生い茂るため剪定をしなければならず、それが苗として使えるので、苗代も無償。

先日やんばるの農家のおばあ様から自然受粉で実がなるタイプのもの苗をいただき、ノウハウも教えてもらった。

*ドラゴンフルーツには自家不親和性と自家親和性の2種類があり、自家不親和性のものは人工的に別の品種の花粉で受粉させる手間が必要

以下の画像は去年、台湾にサーフトリップに行った時のもので、台湾では大規模にドラゴンフルーツを栽培していて、まさか自分がドラゴンフルーツを栽培することになるとは想像もしていなかったが、今ではこの画像も参考となっている。

真栄田で最も成功されている農家の方のドラゴンフルーツ↓↓↓

恩納村の図書館で勉強。

専業農家になるのはなかなかハードルが高く、自分はマリーンビジネスの本業があるため、なかなか時間も取れない。それで、メンテナンスフリーの山羊とドラゴンフルーツで、耕作放棄地問題に取り組むことにした。

まず必要なのはヤギを放牧するためのフェンス。

隣の農地にはセンネンボクがたくさん栽培されていて、これがヤギの大好物。万が一、ヤギが逃亡したら大変なことになるので、しっかりしたフェンスが必要。

やんばるのマンゴ農園のおじい様から格安でゆずってもらった。1ロール12Mで15本購入。全部で1万5千円!

宜野湾のジョリーオートから一日レンタル9千円で借りた3トントラックでまえだファームに搬入。

ヤギは好き嫌いが激しく、ススキは食べないので、本日ススキに除草剤をまいた。ススキの根株はおそるべく強じんでなくすのは容易ではない。

将来はバナナも植えたい。しかし冬の北風を交わす防風林が必要。苗から防風林になるまでは10年くらいかかるかもしれないが、子供たちの農業体験もかねてフクギの苗も植える。フクギの苗は自分のショップの裏に伸び放題だったのを使う。

本日、フェンスの杭になる中古単管2.5mを20本、業者にオーダー。納品されたらフェンスを作成する予定。

フェンスができて雑草もある程度伸びたら、花ちゃんの旦那になる雄ヤギを購入して彼らをまえだファームに放ち、自然交配させ、来春に子ヤギを産んでもらう予定。

今回借りたこの農地で成功すれば、それをモデルとして他の耕作放棄地も再利用していく。