60歳の世界トッププロサーファーたちの動画

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60歳の世界トッププロサーファーたちの動画

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先日、伊勢の60歳の伝説サーファーの記事を書いたが、60歳でもまだまだショートでサーフィンをしている方々はいる。

70年,80年代のパイプマスターズやASPチャンピオンだった、ショーン・トムソン(60歳)、ウェイン・バーソロミュー(60歳)、マイケル・ホー(58歳)、シェイン・ホラン(55歳)、そしてサイモン・アンダーソン(62歳)の、2015 Hurley Pro Expression Session サーフィン動画を見ていただけるとお分かりになろう。

なんと30分の間に合計27本の波をキャッチ。

みんな、メタボ? かなりお腹が出ているが(特にオレンジのシェイン・ホラン)、さすがに無駄の動きをせずに、波のパワーゾーンを上手に利用してロングライドをメイク。ラディカルなリッピングやフローターを上手に決めている人もいる。

スキンヘッズのマイケル・ホー(青シャツ)は一見、ケリースレーターと間違えてしまうようなサーフィンを。もちろん、スキンヘッズでなければ、誰もケリーとは結び付けないだろうが….。

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とはいうものの、年にはやはり勝てない、現役時代と比べると動きが遅い。

中には沖へのパドルも死にそうになっているサーファーも。

通称”ラビット”で知られているウェイン・バーソロミュー(黄シャツ)も、素晴らしいサーフィンを見せてくれているが、パドリングの映像を見ると、上半身がボードにぺったりくっついた状態で、”反り返り”の姿勢となっていない。

“反り返り”の姿勢↓↓↓
giphy

ラビットの紹介画像は、70歳といっても不思議ではない画像が採用されてしまった。実際はもっといい顔しているのに。
wayne
ところで、もう10年若くして、50歳ならどうだろう。現役時代との違いは出てくるだろうか。

 

以下の動画はトムカレンが昨年50歳の時に、当時48歳のマーク・オキルポ(通称:オーキー)とJ-Bayで対決した有名な動画。

50歳のトム・カレンは全く年を感じさせない。実際に、この動画の24:40で見ることのできるパーフェクト10のライディングは、大会に参加した若者プロサーファー達のどのライディングよりも、最も優秀なライディングと評価された。

一方、2歳年下のオーキーは良い成績が出せず。

オーキーはかなりのメタボで、カレンの後のライディングを見ると、スローモーションではないかと思ってしまう程、動きが遅い。

オーキーには申し訳ないが、この二人を見ると、日頃の生活パターン、健康管理で、50歳時にどれほどのサーフィンができるかが決まると言っても過言ではなさそう。

ちなみに、オーキーはドラッグの問題も抱えていたとされているので、それも関係しているかもしれない。

画像:現在のカレン、オーキー、ケリー

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若かりし頃…..

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トム・カレンのパーフェクト10を見ると、現役プロサーファーのケリー・スレーター(43歳)が50歳くらいまで、世界ツアーに参加したとしても不思議ではない。

あと何年ツアーを続けて、世界中のケリー・ファンの期待に応じてくれるだろうか。

トム・カレンが60歳で、どんなサーフィンを見せてくれるかも楽しみだ。

カレンが60歳になる2024年まで、あと9年。
—–追記—-
この 2015 Hurley Pro の大会で、一番反響があったのは、ケリーの”インチキ”バックサイド・エアーリバース。

最初のバックサイドのライディングで、ケリーはバックサイドエアーリバースを失敗したかと思わせると、白波から突然現れて聴衆を騒がせましたが、残念ながらジャッジからは高く評価されず。最後秒読みでテイクオフしたサーフィンで逆転が期待されたのですが、寸前の差でミックに負けてしまいます。